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2009年8月10日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
●原資はほとんど税金
ほとんどヤケクソの自民党は、今回の選挙にとてつもない資金をつぎ込むつもりだ。狂ったような金満選挙が繰り広げられようとしている。
「公認料などとして2000万円が支払われたと聞いて驚きました。大盤振る舞いです」(政治部ベテラン記者)
二度と国会に戻ってこられない候補者たちに対するせんべつの意味があったのかもしれないが、それにしても破格だ。
「自民党の公認料は、通常1000万円。名目上は貸付金ですが、律義に返す人は少数派です。当落線上にあるような重点地区には、激励と称して、追加の選挙資金も投下されます」(政治評論家の有馬晴海氏)
300選挙区の候補者1人につき2000万円で60億円。自民党はCMだけでも30億~40億円を投じる予定だというし、応援演説に入る先々で見舞金や激励金を置いていくのが習わしだ。
麻生首相は、解散翌日に経団連や農協、大企業回りをして選挙協力を要請していたが、要は「選挙資金をヨロシク」ということだ。実際、選挙のたびに経団連や銀行から10億円を超える資金が自民党に流れてきた。加えて、与党には「官房機密費」という秘密兵器もある。
「機密費は、何に使ったか明らかにする必要がない。官邸が自由に使えるカネです。表向きの額としては年間12億~15億円程度の予算が計上されていますが、実 際は外交機密費を転用して年間50億円とも70億円ともいわれる。これがプールされ、官房長官室の金庫には100億円を超える現ナマが入っているはず。政 権が代わる時には、金庫を空っぽにしていくのが通例です」(官邸事情通)
今年1月時点の自民党の収支決算は、08年から09年への繰越金が115億以上もあった。もちろん、総選挙のために残したのだ。09年の政党交付金が約157億円、機密費100億円。これに経団連や企業から流れるカネを加えたら、選挙資金は500億円を下らない。
「昨年末、執行部が所属議員に渡した恒例の『もち代』は、例年より200万円も多かったそうです。選挙戦も佳境のお盆には『氷代』が配られますが、今年はケタ がひとつ違うんじゃないかといわれている。すでに落選が確実な小泉チルドレンの中には、ロクに活動もせずに選挙資金を懐に入れてトンズラを決め込んでいる 人もいます」(永田町関係者)
忘れてはならないのは、交付金も機密費も、我々の税金から出ているということだ。「財政危機だ」「財源はどうする」と言いながら、自分たちはこのデタラメ。まったく、ふざけた連中だ。
(日刊ゲンダイ2009年8月7日掲載)
自民党は、「日本を守る、責任力。」などと言っているが、政権交代で「無責任な自民党から国民を守る」ことこそが、来たる総選挙に求められることだろう。
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