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イスラエル軍は、アメリカのクリントン国務長官の中東歴訪が終わった4日夜から5日朝にかけて、ガザ地区の数か所を空爆し、パレスチナの病院関係者によりますと、3人が死亡しました。死亡したのは、いずれもガザ地区で活動する武装勢力「イスラム聖戦」のメンバーとみられ、イスラエル軍は、3人が、イスラエルへのロケット弾攻撃や、パトロール中の兵士への攻撃に関与していたと主張しています。「イスラム聖戦」は、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスよりもイスラエルに対して強硬なグループで、今回の空爆に対する報復を宣言しました。ガザ地区では、イスラエルとハマスの双方がことし1月に一方的に停戦を表明して3週間にわたる大規模な戦闘が終結しましたが、その後も散発的にロケット弾攻撃や空爆が続いています。今月2日にはエジプトでガザ地区の復興支援についての国際会議が開かれ、各国が4300億円もの支援を表明したばかりですが、復興の前提となる停戦の継続が危ぶまれています。
イスラエル、ハマスの双方が、一方的に表明した停戦が、危機に瀕している。
ニュースでは対等に扱われがちな両者だが、イスラエルの圧倒的な軍事力によって、パレスチナの被害はイスラエルの100倍に及んでいる。
ここで思い起こされるのが、先日エルサレム賞を受賞した、村上春樹氏のスピーチだ。
体制を壁に、個人を卵に例えて、「高い壁に挟まれ、壁にぶつかって壊れる卵」を思い浮かべた時、「どんなに壁が正しく、どんなに卵が間違っていても、私は卵の側に立つ」と強調した。
しかし、賞を受け取る事自体が、イスラエルの行動を肯定することになるという批判もあった。
そこで提案だが、今度イスラエルがガザに対して大規模な攻撃を加えた時には、村上氏にはぜひエルサレム賞を返上して頂きたい。
そうすれば、スピーチよりも更に大きなインパクトとなって、虐殺否定のメッセージとなることだろう。
もしかしたら、ノーベル文学賞ではなく、ノーベル平和賞を受賞できるかも知れない。
菊池寛賞を一旦受賞したが後に返上した、ジャーナリスト本多勝一氏の前例もある。
村上氏の英断を祈る。
それにしても酷いのが、連日の西松建設問題の報道だ。
報道内容を考える上では、「きっこのブログ」と「毒蛇山荘日記」の記述が参考になると思う。
この報道によって政治不信が煽られ、国民の選挙離れが起きようとしている。
投票率が下がれば有利になるのが、与党である事は明らかだ。
有権者は報道に惑わされず、来たる衆院選には必ず投票に行って欲しいと思う。
【哀】 今日は「建国記念の日」、昔で言えば「紀元節」だ。
で、少々コジツケ気味だが、小林よしのりの「天皇論」第3回について少し書いてみる。
今回は、小林が母親やスタッフと一緒に、皇居に天皇の一般参賀を見に行った時の事をあれこれ書いたものだったが、結局何が言いたいのかまったく分らなかった。
ただ、もの凄く大勢の人たちが皇居に押しかけているのを見て、そのことによって天皇の偉大さを主張しようとしているだけのお話のようだった。
しかし小林はそれだけでは収まらず、とんでもない事を書いていた。
小林の母親が氷川きよしのファンだということを引き合いに出して、氷川きよしには天皇ほどには人を集める事はできないだろうから、やはり天皇は偉いという意味合いのことを書いていたのだ。
つまり小林は天皇と氷川きよしを同列に扱い、さらに偉さの基準を国民の動員力に置いているのだ。
もし氷川きよしが、天皇より多くの人を集めたら、氷川きよしの方が天皇より偉いということになってしまうのではないのか。
右翼の皆さんは、小林にこんなトンデモナイことを書かせておいて平気なのだろうか。
それから小林の母親について、彼女は現人神の教育を受けた世代だが、べつに天皇が神だとは思っていたわけではなかったとも書いていた。
もしかしたら、私が以前、「小林は現人神について触れていない」と書いたことを意識したのだろうか。
というのは冗談だが、母親の発言は、天皇が人間宣言をし、言論の自由が保障された今だから言えることで、当時そんな事を言ったら、いくら子供でも厳しいお咎めを受けただろう。
小林にはそんなことも分らないらしい。
「天皇論」も、先が思いやられるというものだ。
ちなみに小林よしのりについては、こちらのサイトが的確な批判を展開しておられますので、オススメです。
インフルエンザ治療薬「タミフル」が効かない耐性ウイルスが高頻度で検出されている「Aソ連型」が今シーズンの流行の主流になりつつあると、国立感染症研究所が27日、発表した。主流になった原因が耐性化なのかどうかは不明という。研究所は全国の医療機関に対し、「周囲で流行しているウイルスのタイプを踏まえ、治療法を選んでほしい」と呼びかけている。
流行は昨年12月に始まった。今月18日までに全国776人の患者から検出されたウイルスを分析したところ、Aソ連型413人(53.2%)、A香港型281人(36.2%)、B型82人(10.6%)だった。また、23都道府県のAソ連型患者121人のウイルスを調べると、1人を除き99.1%で耐性化していた。今月16日の発表では、Aソ連型の割合は36.2%で、耐性化ウイルスが見つかったのは11道府県で、その割合は97.1%だった。 治療薬にはタミフルのほかに「リレンザ」がある。ワクチンは耐性化したウイルスにも有効であることが確認されている。 研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は「今後も耐性ウイルスが広がるか見守る必要はあるが、治療に複数の選択肢を持つことが改めて重要になってきた。普段から手洗いとうがいを徹底し、感染したら十分な栄養と休息を取ってほしい」と話す。【関東晋慈】 タミフルに耐性を持ったインフルエンザが、猛威を振るおうとしている。
日本は世界で一番タミフルを使い、巨額の予算を使って大量に備蓄もしている。 もし、Aソ連型以外のウィルスがタミフルに耐性を持ってしまえば、備蓄しているタミフルはまったく無駄なものになってしまう。 国民の貴重な税金で、ラムズフェルドの息の掛かった製薬会社を儲けさせただけだ。 |
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