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山形県知事選は25日投開票され、元県教育委員の吉村美栄子氏(57)が、再選を目指す斎藤弘氏(51)を破り、初当選した。投票率は65.51%(前回59.32%)だった。2人とも政党の推薦は受けていないものの、自民党衆院議員や同党県議の大半が支援した斎藤氏を、民主党が終盤にてこ入れした吉村氏が破ったことで、週明けの国会審議では民主党が勢いづきそうだ。麻生太郎首相の解散戦略にも微妙な影響を与える可能性がある。
吉村氏の当選で全国の女性知事は4人となる。東北地方では初の女性知事。
吉村氏は、民主、共産、社民党の県組織のほか自民党の県選出参院議員から支援を受けた。拙速な行財政改革で県民に「痛み」を与えたと斎藤氏を批判し、県政の転換を訴えた。農林水産費150億円アップや知事退職金の廃止、副知事2人制の廃止--などを掲げ、支持を広げた。
接戦が伝えられた終盤には、民主党の小沢一郎代表が山形入りし吉村陣営をてこ入れ。吉村氏の選挙事務所では、「山形から本当の政権交代が起きると、確信している」と激励した。
政権交代に向け攻勢を強める民主党色を打ち出すことで、無党派層の支持も呼び込んだとみられる。
斎藤氏は自民党の加藤紘一元幹事長ら県選出の3人の衆院議員全員や同党県議の大半の支援を受けた。県内の7割を超す首長から支持も取り付けるなど手厚い体制で選挙戦に臨んだ。
県政史上初の県債残高減少など1期4年の行財政改革の実績を強調してきた。しかし、思い切った補助金削減などで農業、福祉、経済団体などが反発したことで、支持が広がらなかった。【大久保渉】
山形で知事選があることは知らなかったが、昨夜のニュースで、野党の支援する候補が自民支援の現職を破って当選した事を知った。
自民党の県選出衆院議員全員や同党県議の大半と、県内の7割を超す首長からの支援を受けながら現職が敗れたことは、自公政権による国民いじめの政治が、保守の強い東北地方でも強く影響したことを示しているだろう。
もうひとつ指摘しておきたいのは、投票率が前回よりも6%高かったことだ。
自公政府の悪政に苦しむ国民が、なんとか政治を変えたいという思いが、この投票率のアップにつながったのではないだろうか。
以前、森イット喜朗元総理が、「無党派層は寝ててくれればいい」と言ったが、まさにその反対に無党派層が目覚めた事が、今回の結果を生んだのだと思う。
そう。
投票すれば、政治は変えられる。
寝てる場合じゃない。
来たる総選挙では、必ず投票しよう。
政権交代は、一人一人の一票に掛かっている。
土産商品などを手がける大藤(荒川区)は12月末から、コトブキヤラジオ会館(千代田区外神田1)やアソビットキャラシティ(外神田1)などで土産商品「希望戦士・イシダム」の販売を開始した。
同商品は、石破農林水産大臣に焦点を当てた梨型のまんじゅう。鳥取県特産品の二十世紀梨果汁を使用した餡と、同大臣にちなみ米粉を皮に使用しているのが特徴。パッケージには、ロボットアニメに登場するスーツを身に着けた同大臣と、「希望戦士 ISHIDAM」の文字をプリントする。パッケージサイドには「希望戦士・イシダムは日本の平和を守る愛国の戦士。自慢の丁寧な口調と愛するプラモデルで日夜戦っている」などの説明も。 同大臣パッケージ商品をリリースするに至った経緯について、同社広報担当の大久保さんは「昨年9月の総裁選所見発表の際に、石破大臣の話を聞き不覚にも涙してしまい、『あの感動を何とか商品に』と思い企画した」と話す。「大臣はプラモデルや鉄道、軍事オタクといわれ、キャラが際立っている」とも。 内容は8個入り。35ミリサイズ缶バッジ1個(シークレットあり)などが付属する。販売価格は735円。 |
民主党の小沢一郎代表は8日、島根、鳥取両県の次期衆院選の新人候補者の事務所を予告なしで訪れ、年末年始で中断していた「抜き打ち行脚」を14日ぶりに再開した。小沢氏は今月末に候補者擁立作業をほぼ終える方針で、早期の衆院解散・総選挙に向けた態勢づくりにスパートを切った。
小沢氏の抜き打ち行脚は昨年秋に始まり、年末までに27都府県、68選挙区に達した。小沢氏は8日、鳥取県米子市内の候補者の事務所で「衆院選が先送りになって大変だが、いつ選挙があっても対応できるようにしなければいけない」とビラづくりをしていたスタッフたちを激励した。 小沢氏は訪問先で記者団に「地方は小泉政権以来、市場原理最優先で切り捨てられた。政権を代えないと再建できない」と政権交代の必要性を強調。麻生太郎首相が定額給付金の所得制限を撤回する考えを示したことについては「首相が1度言ったことをコロコロ変えるのでは国民の信用がなくなるのは当たり前だ。理解に苦しむ」と批判した。 民主党は今月中旬から独自に世論調査を実施し、結果を受けて公認内定にとどめている23人について可能な限り公認を出す方針。 |
麻生太郎首相は1月1日付で年頭の所感を発表した。米国発の世界的な金融・経済危機に触れ、「国民の景気や生活に対する不安を取り除くため、政府は全力を尽くす。世界で最も早くこの不況から脱出するのは日本だ」と危機脱出に向けた決意を表明した。
また、「日本、日本人はその底力にもっと自信を持っていい。ピンチをチャンスに変え、困難を必ず乗り越えることができると信じている」とし、持論である「日本の底力」を強調。「受け身ではだめだ。望むべき未来を切り拓(ひら)くために、行動を起こさなければならない。私は決して逃げない」と国民に協力を呼びかけた。 |
政府は19日、2009年度予算案の在日米軍再編経費として約689億円を計上することを決めた。
在沖縄海兵隊のグアム移転事業などが本格化するためで、今年度の191億円から3倍以上の大幅増となる。 グアム関連では、海兵隊員宿舎や、司令部庁舎の敷地造成費などに約353億円。また、海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)への移設事業に約94億円、岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機部隊の移駐に約56億円を計上する。 06年閣議決定の「骨太の方針」では、防衛予算は5年間、「名目伸び率ゼロ以下の水準」とするよう定められている。防衛省は当初、米軍再編経費に約1000億円を見積もり、防衛予算内で処理すれば、装備品調達などに影響が出るため、「別枠」扱いを求めていた。しかし、その後の円高で、グアム関連事業費などが円ベースで圧縮されたこともあり、防衛予算の枠内で決着する見通しだ。 |
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