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1991年にソマリア中央政府が崩壊して以来、ソマリア沿岸警備隊は消滅した。ヨーロッパの漁獲船団は、沿岸警備隊なきソマリアの海で、乱獲を行ってきた。2006年、国際環境保護団体グリーンピースは、ソマリアや他の地域での違法操業により、世界で最も貧しい人々に、年間数十億ドル単位の喪失が生じている問題を注目させようとした。夜、ソマリアの海は、たくさんの漁船団の灯火によって「マンハッタンの夜景のように見える」とは、ソマリアの漁業専門家の言葉である。これらの船団の国旗は、EU諸国と米国、日本のものだ。こうした形で魚の略奪と環境破壊が行われたことを、グリーンピースは海賊行為と呼んだ。そして、EUに対して明確な経済的・法的措置をとるよう求めたが、今日までほとんど行われなかった。このような状況のもとで EUが海賊対処のための艦艇を派遣すれば、結果的に、違法な漁獲船団は利益を得ることになる。
違法操業と並んで「アフリカの角」海域の安全を脅かすのは、違法な廃棄物処理である。国連のソマリア特別大使は、08年6 月に、化学物質や放射能廃棄物まで捨てられていると述べた。また、国連環境プログラム(UNEP)のスポークスマンは、違法な廃棄物処理の経済的意義について語り、ヨーロッパでの廃棄物処理には1 トンあたり1000ドルかかるのに対して、「アフリカの角」に海洋投棄すればトンあたり2.5 ドルですむので、欧州企業にとっては大変安上がりであるとしている。
ソマリアの海賊は海のプロで、漁師もいれば、元沿岸警備隊員もいる。90年代からのこうした状況への怒りが、海賊という形であらわれた側面は無視できない。今も海賊の一部は、「ソマリア海軍」や「国民ボランティア沿岸警備隊」を名乗っている。乗っ取った舶の身代金の相場は上昇していて、2007年は船一隻あたり10万ユーロだったが、今年は100万ユーロの単位になっている。
海賊は組織犯罪だが、国家的にアレンジされたものではなく、海賊は戦争をやっているわけではない。マフィア的な構造を破壊するためには、軍艦や哨戒機は役立たない。効果的な軍事的解決というものは存在しえない。短期的にも軍事介入は非常に金がかかる。「アフリカの角」海域を通る船をすべて効果的に保護しようとしたら、全世界のすべての軍隊を動員しても足りない。
インド洋における平和プロセスは、政治的・経済的展望が海賊の危険を大規模に低下させうることを示している。ソマリアの政治的解決のためには、すべての政治勢力が関わらねばならない。先進国は、自国の船団の違法操業や海洋投棄を取り締まることで、海洋の安全に大いに貢献できる。武器輸出をストップすることも重要である。
ソマリアの海賊問題も、テロとの戦いと似ているように思う。
【ジュネーブ12日時事】イスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマスの掃討作戦が続くパレスチナ自治区ガザでの人権状況をめぐる国連人権理事会の特別会合は12日、イスラエルの軍事行動を非難する決議を賛成33、反対1、棄権13で採択した。
決議は、イスラエル軍の攻撃を「パレスチナ人への重大な人権侵害」と強く非難し、軍事行動の即時停止を求めた。決議案を提出したアラブ諸国は「より強いメッセージが必要だ」(エジプト)と主張し、停戦を求めた安保理での決議後も続くイスラエルによる軍事行動に強い不満を表明した。 一方、決議はハマスに関し、名指しせずに軍事行動の停止を求める内容にとどまった。このため、日本と欧州諸国はバランスが取れていないと判断して棄権し、カナダは反対した。 決議はこのほか、イスラエルによる人権侵害の状況を調べる独立した調査団の派遣を盛り込み、今後の会合でガザ情勢を引き続き討議することになった。 |
1月13日3時13分配信 読売新聞
【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で、イスラエル軍は最新の高性能兵器を次々と投入している模様だ。
これに対し、イスラム原理主義組織ハマスは、住宅密集地での戦闘で独自の手製武器でゲリラ戦を挑んでいる。 ガザ市で活動するノルウェー人医師が地元テレビに語ったところによると、軍は米国開発の新兵器DIME(高密度不活性金属爆薬)を使った疑いがあるという。DIMEは超高濃縮炭素に金属粒を詰めた兵器で、人体の表面をほとんど傷つけずに骨や内臓を高温で焼いてしまう。殺傷力が高く、発がん性も強いとされる。 11日には、AP通信が国軍の白リン弾投下により、女性1人が死亡したと報道した。白リン弾は激しいやけどを伴う「非人道的兵器」との批判が強い。このほか、ハマスの地下トンネルを瞬時に破壊する地中貫通弾や無人爆撃機も使用しているとされる。 一方、イスラエル軍によると、ハマスは民兵を装ったマネキン人形に爆薬を詰めて、国軍兵が近づくと遠隔操作で爆発させる「新兵器」で対抗している。さらに、住民が退避した住宅の台所や学校の教室の机などに爆薬を隠し、国軍兵が占拠した後に爆発させているという。 同国紙ハアレツによると、ハマス戦闘員は学校やモスク(イスラム教礼拝所)の陰からロケット弾を発射し、90秒で逃げ去る「速攻作戦」を続けている。ハマスのロケット弾は、戦闘員が着弾したミサイル片や水道管などを加工し、手製で組み立てているものが大半だ。 |
イラクの復興支援のため、現地で輸送活動を行っていた航空自衛隊の飛行隊が21日、帰国し、飛行隊長は「被害を出さずに安どしている」などと今回の任務を振り返りました。
愛知県小牧市の航空自衛隊小牧基地から派遣されていた飛行隊は、C130輸送機3機を使った多国籍軍の兵士 や支援物資を輸送する任務を終え、今月12日から撤収作業に入っています。21日は19日に続いて、パイロットら乗員27人を乗せた輸送機が午前11時半 すぎに小牧基地に到着しました。帰還した隊員は家族や基地の隊員などおよそ400人の歓迎を受けたあと、家族と抱き合ったり子どもの頭をなでたりして、4 か月ぶりの再会を喜び合っていました。派遣部隊の飛行隊長を務めた加藤治3等空佐が記者会見し、「最後まで被害を出さず、任務を終えられたことに安どして いる。多国籍軍の活動など現地で学んだことは今後の活動に生かしていきたい」と今回の任務を振り返りました。航空自衛隊によりますと、小牧基地から派遣さ れた整備士など本隊のおよそ140人は、今月23日に帰国する予定だということです。
「被害を出さず」というのは、自衛隊員に被害がなかったということだろう。
イラクの人々は、空自が運んだ米兵と物資によって、甚大な被害を受けているのだから。
自衛隊は現地でいったい何を学んで来たのだろうか。
自衛隊の今後の活動に生かせるようなことがあったのだろうか。
答えは否だ。
たとえ侵略の方法を学んで来たとしても、決して今後の活動に生かしてはならない。
憲法に従う限り、自衛隊が米軍のイラク侵略から学ぶ事など何もない筈だ。
自衛隊は米軍から何も学んではならない。
自衛隊は国内に留まり、専守防衛に徹しなければならない。
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