posted by MNG
at 23:23:59 │
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【怒】 今日の毎日新聞のコラム「発信箱」で、アメリカの経営者について述べられている。
経営危機に際して、年俸を1ドルにカットしたCEOについてだ。
しかし年俸のカットは、決して彼らの本意ではない。
「彼らに共通するのは、こうなったのが、金融危機とか経営環境のせいだと訴えている点だ。
被害者顔で、反省の色ナシ。これまで得た何百億円という財を、進んで返上したトップは米国では見当たらない。」
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このコラムを読んで頭に浮かんだのが、明治の銀行家・松本重太郎を描いた、城山三郎の「気張る男」(文春文庫)だ。
松本は、自らの創立した第百三十銀行が経営危機に陥った時、それを助けようとした安田善次郎に個人資産について、「それは、みな出しなさるか」と問われ、「悉皆(しっかい)出します」と答える。
松本はその言葉どおり、広大な家屋敷をはじめ、そこにあるめぼしい家財類だけでなく、妻と養子の名義になっている物件のすべてを潔く引き渡し、小さな借家に移り住んだ。
なんでもアメリカの真似をしたがる日本だが、こんな強欲なCEOの真似ではなく、松本重太郎のような、立派な先人を見習ってもらいたいものだ。
そしてアメリカの意向を最も反映したのが、小泉・竹中の新自由主義政策だった。
彼らは国民の生活をメチャクチャにしておいて、後は野となれ山となれと、サッサと逃げ出してしまった上に、竹中はいまだに性懲りもなく競争を唱えている。
昨日のラジオ番組では、東大の民営化を主張していた。
競争によって大学のレベルを上げるのだそうだ。なんとかの一つ覚えでしかない。
また、今日の新聞に月刊「潮」の広告が載っていたが、その目次に竹中と茂木健一郎氏の対談が出ていた。
どんな話なのかは知らないが、茂木氏も竹中なんかと対談すると、脳がおかしくなるからやめた方がいいですよ。
竹中、早く消えろ。PR