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東京都の石原慎太郎知事は28日の定例会見で、失言が続く麻生太郎首相を「言葉が足りないところもある気がするが、キャラクターが強くていい。前の(福田康夫)総理大臣みたいに気の抜けた炭酸みたいな人に比べりゃ、はるかに存在感あっていい」と擁護した。
27日に麻生首相と面会した石原知事は「『なんで君、医者のことを(社会的常識が欠けていると)言ったの?』と聞いたが、一種の専門バカってことを言いたかったんだろうね。斟酌(しんしゃく)が足りなかったかもしれないけど、言いたいこと言ったらいいし、彼の表現があるんだから」などと述べた。ただ最後に「漢字は正確に発音した方がいいわな」と作家らしいクギも刺した。【須山勉】 |
この季節、国会周辺のイチョウ並木に触れるのが恒例になった。年によって、色づきの具合にいくらか違いがあっても、変わらぬ師走風景である。
だが、このところ、暮れの<日本の顔>は決まって入れ替わる。05年は小泉純一郎、06年安倍晋三、07年福田康夫、08年麻生太郎、09年はだれになるのだろうか。
寒さに誘われるように、麻生首相に寒風が吹き始めた。どこに行っても、
「麻生という人は……」
と俎上(そじょう)にのせられている。話題提供能力は抜群だが、あれもこれも脱線気味の話ばかりで、やりきれない。
麻生の評価をめぐって、記憶に残る発言が二つある。一つは、8月17日の日曜日、森喜朗元首相が民放テレビに出演してこう言った。
「自民党でも『次は麻生さん』という気持ちを持つ人は多い。私ももちろんそう思う。
福田さん(当時、首相)の無味乾燥な話より、麻生さんの面白い話がうける。麻生人気をおおいに活用しないといけない」
この森発言が福田・麻生交代の流れを決定づけた。もう一つは、麻生本人による自己評価だ。
全文はこちら
ここにも「福田さんより、麻生さん」という人がいた。
思えばサメの脳ミソと言われたこの人から、日本の崩壊が始まったような気もしないではない。
岩見氏は言う。
面白い、というのがクセモノだ。森だけでなく、与党全体が、<選挙の顔>として、麻生流の話術の面白さと面白そうなキャラクターに強い期待をかけたのは間違いない。失言・放言・漢字誤読批判が高まっているいまでも、選挙を取り仕切る自民党首脳は、
「安倍さん、福田さんにくらべれば、麻生さんははるかに面白いんだよ。この人で選挙を戦うしかない」
と力説し、やはり面白さが集票につながるという見方を変えていない。
麻生のほうも、期待に応えて、極力面白く振る舞おうとしたフシがある。話も多少ハメをはずし、毒を交えたほうが面白い。そのうちに、<寸止め>がどこかにいってしまった、ということではなかろうか。
自民党は国民のことではなく、選挙での集票のことばかり考えている。
小泉は、分かりやすい「ワンフレーズ」で、国民をペテンにかけた。
麻生自民は、面白さで集票を狙っている。
面白ければ投票すると思われるとは、国民もなめられたものである。
国民生活の厳しさは、面白さをどうのこうの言える段階を越えており、自公政権への怒りもかつてなく高まっているだろう。
国民を無視し、自分の議席の死守に汲々とする麻生自民には、サッサと退陣してもらわなければならない。
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