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判決後の会見で、升永英俊弁護士は「鳥取の人を1票とすると、東京の人は0・2票しかない」と説明。「性別による差別が許されないように、住所による差別も不条理。多数の国民が(1票の格差により)少数の国会議員しか選べない現状はおかしい」と指摘し、「この裁判は、日本国民全員が代議制民主主義国家を作ろうという運動」と語った。
「裁判長らに敬意を表したい。清き1票だと思っていたら、0・2票しかなかったというのはおかしい」。久保利英明弁護士も興奮気味に語り「今までこういう状況がどうして合憲なのか、全く理解できなかった。他の高裁も今回と同様の判断を示すことに期待したい」と話した。
伊藤真弁護士は「判決は(格差が)国民主権の原理に反すると明確に指摘している。我々が主張してきた中核部分を認めてもらえた。都道府県を選挙区のまとまりとすることに意味はないとしている点でも画期的な判断だ」と評価した。
一方、17日午前の同種訴訟で、東京高裁の別の裁判長から正反対の「合憲」判断を受けた山口邦明弁護士は、午後の違憲判決を受けて「国民の側からすると分かりやすい判決で、裁判長を上手に説得した升永弁護士らに拍手を送りたい」と語った。「裁判長によって判断が分かれるのは、国民には理解されにくい。同じ選挙の定数是正訴訟は、同じ裁判長が扱うという仕組みも考えるべきではないか」と提言した。 【毎日新聞】
東京高裁で「1票の格差」を違憲とする、画期的な判決が出た。
鳥取と東京で5倍もある格差は、すみやかに是正されなければならない。
しかしその鳥取にすむ当方としては、少し言いたい事もある。
確かに1票の重みはあるかも知れないが、1人区であるためにどうしても死票が多いのだ。
私の重みのある1票は、残念ながらほとんど候補者の当選につながったことがない。
今回の参院選でも、東京の死票は24%だが鳥取は49.2%で、2倍以上だった。
さらに東京は5人区で、候補者選択の幅がある。
1票の重みは5倍かもしれないが、選択の自由は5分の1であり、さらに投票の無効性は2倍である。
過疎地は、1票の重みはあるかも知れないが、他に良いことはあまりない。
ちなみに1人区は29あり、その死票率は39.4%から63.8%で、平均は49.8%。
2人区は27%から49%で平均は37.8%、3人区は27%から43%で平均は38%だった。
5人区は東京のみで、先述のように24%。
やはり小選挙区ほど、死票率が高くなっている。
この点から見ても、今回の判決の「都道府県を選挙区のまとまりとすることに意味はない」という指摘は重要だと思う。
1票の重みの差が少なく、死票も少なくなるような選挙制度への、抜本的な改革が望まれる。
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