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【哀】 裁判員裁判で初、少年に死刑判決…石巻3人殺傷
宮城県石巻市の民家で2月、2人を殺害し1人に重傷を負わせ、元交際相手の少女(18)を連れ去ったとして、殺人罪などに問われた同市、元解体工少年(19)の判決が25日、仙台地裁であった。
鈴木信行裁判長は「被告の罪責は誠に重大。極刑をもって臨むほかない」と述べ、求刑通り、少年事件の裁判員裁判で初めて死刑を言い渡した。
焦点だった事件当時18歳7か月の少年への死刑適用の是非については「相応の考慮を払うべきではあるが、死刑を回避すべき決定的な事情とまではいえない」とし、少年の更生可能性も「著しく低い」とした。
裁判員裁判での死刑判決は、横浜地裁での東京・歌舞伎町のマージャン店主ら2人の殺害事件に次ぎ2例目。少年への死刑判決は、山口県光市で起きた母子殺害事件で、広島高裁の差し戻し控訴審が2008年4月、事件当時18歳の少年に言い渡して以来になる。
判決は、起訴事実を全面的に認めた上で、最高裁が1983年に示した永山基準に照らして罪状を検討。元交際相手の少女を連れ戻すため、邪魔する者を排除しようと3人を死傷させた犯罪の性質は「強盗殺人に類似した側面を有する」と指摘。
少女の姉、南部美沙さん(当時20歳)の肩をつかんで牛刀を腹部に突き刺し、友人の大森実可子さん(当時18歳)も命ごいを無視して刺して殺害したほか、南部さんの知人男性(21)の胸も刺し重傷を負わせた犯行態様は「極めて執拗(しつよう)かつ冷酷」と断じた。
さらに、「被害者に何の落ち度がないことも考慮すると結果は極めて重大かつ深刻」とし、家族への心配りを欠かさなかった美沙さんや、大学進学も決まっていた大森さんを失った遺族が極刑を求めていることも量刑の判断理由に挙げた。
最終更新:11月25日(木)21時44分
なかなか死刑判決が出なかった裁判員裁判で、立て続けに死刑判決が出た。
それも今回は、少年事件だ。
重罰化の傾向があった裁判員裁判だったが、さすがに死刑に対するハードルは高かったようで、死刑の求刑にも無期の判決が続いていたが、ここに来てその壁も越えられた。
しかし死刑判決を協議した裁判員の精神的負担は大きく、今後の生活にまで影響を与えかねない。
やはり、裁判員に量刑まで判断させるのは、酷なのではなかろうか。
当方は裁判員裁判自体に反対だが、今後も存続させるのなら、量刑の判断はやめて有罪か無罪かだけの判断に止めるべきではないだろうか。PR