posted by MNG
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【哀】 <消費者物価指数>23カ月連続マイナス 1月
総務省が25日発表した1月の全国消費者物価指数(05年=100、生鮮食品を除く総合)は、前年同月比0.2%下落の99.0と、23カ月連続のマイナスとなった。下落幅は前月より0.2ポイント小さくなり、4カ月連続の縮小となった。原油価格の高騰などを受け、灯油やガソリンなどの上昇幅が拡大している。
灯油は前年同月比18.4%上昇、ガソリンは同8.2%上昇し、上昇幅はいずれも前月の10年12月(灯油13.1%、ガソリン5.5%)を上回った。総務省は「石油製品の動向については今後、注視する必要がある」としている。他の品目では、たばこが増税により、前年同月比38.6%の上昇。一方で、薄型テレビが26.1%下落するなど、家電製品の大幅な下落は続いている。
物価の先行指標となる東京都区部の2月の消費者物価指数(05年=100、生鮮食品を除く総合)は、前年同月比0.4%下落の98.2だった。【高橋昌紀】
消費者物価の下落が続いているということで、これは不況下の価格競争の結果だと思うが、それもそろそろ限界ではないだろうか。
というのも上記の記事の原油を始めとして、綿製品や天然ゴム、小麦などの原材料が軒並み値上がりしているからだ。 さらに中国の人件費の上昇や元高も、輸入製品の価格を押し上げる要因となっている。
今後、原材料価格の上昇分を販売価格に転嫁できるのか、転嫁できなければ、経営が立ち行かなくなる業者も続出するだろう。
当方も他人事ではないのだが。
これらはすでにグローバル経済の影響であり、今さら「平成の開国」を主張している誰かさんなど、時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ない。
政府はやたらにデフレ脱却を目指すと言うが、ただ物価が上がれば良いという物ではない。
景気が好転しないままの「悪い物価上昇」が、国民生活に打撃を与えようとしている。
「税と社会保障の一体改革」という、官僚の机上の空論に乗って増税に突き進む菅政権では、国民生活は破壊されてしまうだろう。PR