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【怒】 「もんじゅ」検出器故障…再開時期に影響も
日本原子力研究開発機構は27日、5月上旬に運転再開を予定している高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、ナトリウム漏れ検出器1台が故障し たと発表した。
ナトリウム漏れはなかった。機構が原因を調査中だが、原因によっては運転再開の時期に影響が出る可能性がある。
機構によると、26日午後11時59分ごろ、原子炉の熱を伝える2次冷却系と呼ばれる区域で空気中のナトリウムを検知する検出器1台の故障警報が作動し た。職員が調べたところ、検出器に空気を送り込むモーターが過熱して止まっていた。
同じタイプの検出器は2次系だけに32台ある。故障したモーターは昨年5月に交換したばかりだった。機構は、故障した検出器でナトリウムを一時的に検出 できない状態になったことが機構の保安規定に抵触したとして、経済産業省原子力安全・保安院に報告した。検出器は部品を交換し、27日午前5時24分に復 旧した。
もんじゅは1995年12月、ナトリウム漏れ事故で運転を停止した。運転再開を控えた2008年3月にも、ナトリウム検出器で誤警報が発生。この原因と して施工不良が10年以上見逃されていたことなどが判明して、運転再開を延期していた。
きのう、運転再開が事実上了承されたばかりの「もんじゅ」で、さっそく故障が発覚した。
やはり、はじめに再開ありきの、見切り発車だったようだ。
95年のナトリウム漏れ事故以来、今まで再開できなかったのも、技術的な裏づけが無かったからではないのか。
「もんじゅ」は絶対に事故が許されない施設であり、そうであれば、運転を再開すべきではないだろう。
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