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【怒】 もんじゅ 停止長期化も 原子炉容器内落下の装置抜けず
毎日新聞 10月13日(水)22時2分配信
高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で13日、原子炉容器内に誤って落とした筒型の炉内中継装置(直径46センチ、長さ12メートル、重さ3.3トン)の引き上げ作業を再開したところ、装置が原子炉容器から抜けない状態になっていることがわかった。落下の衝撃で装置が変形し、原子炉容器の穴に引っかかっているとみられる。長期にわたり原子炉の運転ができない可能性が出てきた。
日本原子力研究開発機構によると、炉内中継装置は燃料を燃料交換時に仮置きするもので、原子炉容器にふたをしている鋼製の遮へいプラグの穴(直径46.5センチ)を通して出し入れする。装置は2本の筒を8本のピンで上下に接合した構造で、下から約5メートルの部分に接合部がある。この接合部あたりで抜けなくなっているという。この日の引き上げ作業では、設計上の限界4.8トンまで引く力を段階的にかけて24回試したが、抜けなかった。
もんじゅは構造上、装置を引き抜かなければ原子炉の運転ができない。現状では接合部が原子炉容器内部にあり、アルゴンガスやナトリウムで覆われているため、目視で調べることができない。
今回の装置落下トラブル処理で、同機構は95年のナトリウム漏れ事故当時の出力40%まで上げる試験開始時期を予定より約1カ月半遅らせ、来年7月以降としていたが、さらに遅れる可能性がある。【酒造唯】
技術的なことはよく分からないが、これはもう、ほとんど再起不能ではないのか。
たとえこの装置を引き抜くことが出来ても、また別のトラブルが起こりそうな気がする。
絶対に失敗の許されないシステムというのは、どうしてもその信頼性に疑問がついて回る。
何か、あまりにもつまらない事故で、「もんじゅ」の命運が絶たれたようだが、放射能漏れなどを伴う、重大事故でなくて不幸中の幸いだ。
「もんじゅ」と原発には、この辺で見切りをつけて、他の自然エネルギーの開発に、資金と労力と振り向けた方が賢明だろう。
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