posted by MNG
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【怒】 無添加表示:意味確認して 本来不要な成分、調味料…「より自然」と誤解注意
スーパーやコンビニエンスストアなどの店頭で「無添加」と表示された商品をよく見かけるが、いったい何を添加していないのだろう。表示上のルールはあるのだろうか。「無添加」表示の中には、消費者の誤解を招きかねない紛らわしい例もあるようだ。原材料表示などを見て、勘違いしないようにしたい。【小島正美】
◇おにぎり、みそ、ジュースなど加工食品
■輸入原材料 食品製造販売の石井食品(千葉県船橋市)は、杏仁(あんにん)豆腐のパッケージに「無添加調理 製造過程においては食品添加物を使用しておりません」と表示していた。製造加工の過程で、添加物を使用していなかったが、台湾から輸入した原材料に香料が添加されていたことが今年5月の社内点検で分かり、出荷を停止、回収を行い、消費者庁に報告した。
消費者庁は7月、同社に対して、日本農林規格(JAS)法に基づき、表示の是正と再発防止を指示。「原材料に添加されていた香料が製品の中で効力を発揮している。無添加という表示は不適正表示にあたる」との判断だった。
「無添加表示で販売を再開したい」という同社は、香料が入っていない原料が確保できないため、今も販売を再開していない。
http://mainichi.jp/life/food/news/20100928ddm013100019000c.html
この記事を読んですぐに思い出したのが、原子力発電のCMだ。
曰く、「原子力発電は、発電の過程でCO2を排出しません。発電時にCO2を排出しない原子力発電は、温暖化対策の切り札の一つとなっています。」
しかし、発電時にはCO2を排出しなくても、ウラン燃料の製造や発電所の建設、廃棄物の処分などの過程においては、CO2を排出している。
杏仁豆腐の「製造過程においては食品添加物を使用しておりません」という表示と、原発の「発電の過程でCO2を排出しません」というCMは、まったく同じゴマカシをやっていると言えるだろう。
しかし杏仁豆腐の方は、無添加原料が確保できるまで出荷を停止している。
原発も、今のゴマカシCMをやめるか、発電をやめるか、きちんとした対応をして欲しいものだ。PR