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【喜】 日本版NSCの創設断念=関連法案、今国会で廃案へ-政府
12月23日19時1分配信 時事通信
政府は23日、日本版国家安全保障会議(NSC)を首相官邸に設立するための関連法案を今国会で廃案とする方針を固めた。先の通常国会に提出したものの、参院で野党が主導権を握る「ねじれ国会」の下で成立のめどが立たないためで、NSC創設を断念した。近く、内閣官房の準備室も廃止する方針だ。
ただ、福田康夫首相は官邸主導による外交・安全保障戦略の立案は必要として、24日の安全保障会議で、関係閣僚が緊密に連携するよう指示する。
来月上旬の海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の実戦配備に対応し、政府は24日午前の閣議で、ミサイル防衛(MD)の運用手続きを定める緊急対処要領を改正した。SM3は海上自衛隊佐世保基地(長崎県)所属のイージス艦「こんごう」に配備される。
今年3月から配備を始めた航空自衛隊の地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)に関する要領をSM3にも適用する。他国が弾道ミサイル発射を準備している段階で、防衛相が自衛隊に迎撃のための破壊措置をあらかじめ命令。実際に発射された場合に、現場指揮官の判断で迎撃できる。 改正は(1)迎撃手段にSM3を追加(2)行動範囲を首都圏から「日本の領域と周辺公海、その上空」に拡大(3)防衛省が弾道ミサイル情報を伝える内閣官房などの関係行政機関に経済産業省を加える--の3点。【田所柳子】 |
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