posted by MNG
at 18:15:24 │
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【怒】 さすがと言おうか何と言おうか、まったくサンケイらしい記事だ。
元原発技術者、平井氏の講演録
「原発がどういうものか知ってほしい」に対して、「原発の危険性を誇張した内容」「事実と異なる情報も多」いなどと言いがかりを付けて、なんとか反原発の動きを静めようと必死になっている。
「原発に詳しい専門家らは『一見して正確性に欠ける。不安をあおっているだけ』と批判」しているが、今や原発を推進してきた御用専門家たちの言葉に説得力は皆無だ。
図に示されている「『原発がどんなものか知ってほしい』の主な主張と反論」だが、とりあげられている項目を見れば、とてもこれが「主な主張」だとは言えない。
長い本文の中から、反論できそうな箇所をようやく探し出して反論し、印象を悪くしようとしているだけだ。
今回の事故も、「専門家」の机上の空論が、まったく実状と合っていなかったことによって起きた。
平井氏の講演は、「専門家」や設計者の理屈と、現場の状況はまったく違うということを明らかにしている。
サンケイのこの記事は、「原発の危険性を過小評価」し、「事実を無視」したものだ。
「正しい情報の選別」をすべきは、サンケイ自身だろう。
ネット上に反原発“バイブル”拡散 専門家「不安あおっているだけ」
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「原発がどんなものか知ってほしい」主な主張と反論(写真:産経新聞) |
東日本大震災に伴う東京電力福島第1原子力発電所の事故を機に、原発をめぐる特定の文書がインターネット上に拡散している。原発の元技術者が危険性を訴えた講演をまとめた文書で、事故後、ブログへの転載が急増した。さながら反原発の“バイブル”と化しているが、原発に詳しい専門家らは「一見して正確性に欠ける。不安をあおっているだけ」と批判、正しい情報の選別を訴えている。
文書のタイトルは「原発がどんなものか知ってほしい」。昭和40~60年代に一級配管技能士として原発で勤務経験があり、各地の原発運転差し止め訴訟にもかかわった故・平井憲夫さん(平成9年死去)が行った講演を市民団体がまとめた。A4版23枚、約2万字にも及ぶ。7年の出版後、少なくとも12年ごろにはネット上に流出したという。
文書は20章から成り、いずれも原発の危険性を誇張した内容が目立つ。事実と異なる情報も多く、《素人が造る原発》という章では「事故の怖さを知らない全くの素人を経験不問という形で募集している」と記述。《放射能垂れ流しの海》との章では「海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。(中略)日本列島で取れる海で、安心して食べられる魚はほとんどありません」との内容になっている。
文書は原発事故前から原発反対派の間では必読書だった。19年の新潟県中越沖地震で2~4号機が停止している東京電力柏崎刈羽原発(同県柏崎市、刈羽村)は今も再開中止を求める反対運動が根強いが、市周辺では、文書が掲載された雑誌が一般の医院にも置かれ、広く読まれていたという。
今回の事故を受けて、明確な原発反対派だけではなく、漠然と原発を危険に思う一般の人々の間でも急速に広まり、新たに約8千のブログで紹介された。農業関係者や育児中の母親など特に放射能汚染に敏感な人々が多く、今もブログへの転載は増え続けている。
一方、多くの原発専門家らは文書の信頼性に疑問符をつける。《素人が造る原発》について、電力会社の関係者は「配管をつなぐだけでも経験は必要。素人に重要機器の設置分解など任せられない。少し考えればわかること」と指摘。《放射能垂れ流しの海》についても、各地の原発では放水口の放射能数値が公開されており、実際に垂れ流されていれば専門家でなくても一目で分かるという。
ネット情報に詳しい京都大大学院情報学研究科の山本祐輔特定助教(社会情報学)は「放射能に敏感で専門知識には乏しいネット利用者の場合、『原発は危ない』という表層的な情報に飛びついてしまう。自分はその情報を知っているという優越感からブログに転載し、連鎖していく」と話す。
事故後、福島第1原発の周辺で調査を行い、冷静な対応を呼びかけている札幌医科大の高田純教授(放射線防護学)は「今回の文書のように、いたずらに不安をあおる不正確な情報が出回ることは原発の推進、反対のどちらにとっても迷惑な話。マスコミが政府の発表内容をしっかりと検証した上で報道し、正しい情報・知識を国民に伝えてほしい」と話している。
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posted by MNG
at 22:48:56 │
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【楽】 今朝起きて、ついていたテレビをなんとなく覗くと、みのもんたの朝ズバをやっていた。
そこに出てきたのが、なんと先日書いた非電化工房ではないか。
藤村先生のインタビューや、非電化製品の紹介もあった。
非電化製品は注文殺到で、製造が追いつかない程だそうだ。
みのもんたは、手動懐中電灯をつけて喜んでいた。
ふだんはテレビ朝日を見るのだが、今日に限って朝ズバを見ていたのも、ちょっと不思議な感じがする。
そう言えば、今週の週刊金曜日でも、非電化工房が紹介されていたし。
これまでの、電気依存生活を見直す機会にしたいものだと思う。
最近、家電芸人という人種がテレビを賑わしているが、これからは非電化芸人が人気になるかもしれない、、、。
いや、なって欲しい。
「飛び出せ科学くん」という番組が好きで時々見るが、非電化を取り上げてくれればいいのに、と思ってメールしときました。
いつかやってくれ。
posted by MNG
at 19:24:40 │
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【怒】 浜岡原発3号機を再稼働=7月までに―中部電計画
時事通信 4月28日(木)17時5分配信
中部電力は28日、定期点検中の浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)を7月までに再稼働させるとの前提で2012年3月期業績見通しを作成したことを明らかにした。東京電力福島第1原発の事故で原発への不安感が高まる中、地元住民は強く反発するとみられる。
中部電力が、浜岡原発3号機を再稼動させるつもりだという。
まったく何を考えているのか。
原発の安全神話が完全に崩壊し、その上東海地震の危険が予想される中で、3号機を再稼動させようとは、とても正気の沙汰とは思えない。
電力会社には、企業の責任も、社会常識もまったく存在しないらしい。
浜岡原発は点検中の3号機だけでなく、すべての原子炉を早急に停止させなければ、近隣住民が、そして国民が、さらには世界中の人たちが危険に晒される。
安全保安院や原子力委員会などではなく、政府が命令して停止させなければならない。
posted by MNG
at 19:03:53 │
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【哀】 まずは下記の文章をお読み頂きたい。
「取材では、事故直後に指導部がどのような判断と行動をとったか、『想定外』の巨大事故が起こった時に、人間は何を考え、何ができるのか、多くのインタビューを行なった。被害や汚染を隠そうとする力も働いた。『事故や汚染の規模は国民に伝えるべきではない』(それはいたずらにパニックをあおるだけだから)、『事故は小規模なもの』(原発推進政策にひびが入るから)、などの理由で隠されていった。沈黙の共犯者たちが、救えるはずの人々を病気や死に追い込む。(後略)」
まるで今回の福島原発事故のことを書いているようだが、そうではない。
これは、「フォトジャーナリズム月刊誌 DAYS JAPAN」の広河隆一編集長が、震災前、チェルノブイリ取材の事を書いたものだ。
3月2日にチェルノブイリ取材から帰国し、8日にこの文章を書いたそうだ。
日本はチェルノブイリから、何も学んでいなかった。
今度こそ事故を教訓として原発を止めなければ、事故に倒れた方たちが浮かばれない。
posted by MNG
at 18:56:09 │
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【怒】 福知山線事故から6年、106人の犠牲者悼む
読売新聞 4月25日(月)6時26分配信
乗客106人が犠牲となったJR福知山線脱線事故から6年。
兵庫県尼崎市総合文化センター・アルカイックホールでは25日午前9時から、JR西日本が主催する追悼慰霊式が営まれる。
遺族や負傷者、池口修次・国土交通副大臣らが参列し、事故の起きた午前9時18分に黙とうをささげる。大阪や尼崎など7駅のほか、今年新たに現場にも記帳所が設けられる。
遺族らは同日午後1時半から同センターで、「追悼と安全のつどい2011」を開催する。遺族とJR西が共同で、事故の要因や背景にある企業風土などを検証した結果が公表される。
JR福知山線脱線事故から6年が経った。
事故の直接の原因は、運転士のスピードの出し過ぎだが、その背景には過密ダイヤや日勤教育、ATSの不備など、JR西日本の儲け優先、安全軽視の体質がある。
そしてその体質のきっかけになったのが、当時の中曽根総理が行なった国鉄分割民営化だ。
それは、原発事故を起こした東電の体質にも通じる。
そして原発を導入した人間として、ここにも中曽根大勲位が登場する。
総理として「戦後政治の総決算」をかかげ、規制緩和、民営化を進めた中曽根氏だが、その「戦後政治の総決算」の総決算が、JR事故、原発事故として最悪の結果を迎えたと言えるのではなかろうか。
先日、日本泌尿器科学会総会でナベツネと鼎談を行ない、自分の手柄を自慢した大勲位だが、彼らこそがすでに日本社会のがんとなっている。
老害を撒き散らすがん細胞は、早く摘出されなければならない。
中曽根氏・渡辺主筆・垣添氏、がん克服で鼎談
読売新聞 4月21日(木)20時17分配信
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鼎談に臨む(左から)垣添元国立がんセンター総長、中曽根元首相、渡辺本社主筆 |
名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で21日、日本泌尿器科学会総会(読売新聞社など後援)が始まり、中曽根康弘元首相、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長・主筆らが鼎談(ていだん)して「がん克服と政治の責務」について意見を述べ合った。
テーマは「巨頭は語る、わが国の将来―政治、経済、医療…」で、垣添忠生・元国立がんセンター総長を司会役に進められ、約1600人が聞き入った。
3氏は東日本大震災に触れた後に意見交換。渡辺主筆は「毎年、がんで約30万人が亡くなっている。劇的に減らさなくてはいけない」と訴えた上で、中曽根元首相が首相当時に始めた対がん10か年総合戦略について、「総合戦略によって垣添さんは米国でがんの最新治療法を学ぶ機会を得た。その垣添さんに13年前、私は前立腺がんの手術で命を助けてもらった」と語った。
「がん克服には厚労、文科、経産の3省を束ねた総合的な組織が必要では」という垣添元総長の問いかけに、中曽根元首相は「がん対策は新しい視点で総合戦略を練り直さなければならない。内閣府に医療関係の中枢となる司令塔をつくる必要がある」と主張。渡辺主筆は「医療と介護を担う医療省をつくり、予算を配分するべきだ」と述べた。