posted by MNG
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【哀】 菅首相が6カ国協議再開に難色 核抑止の重要性を強調
菅直人首相は6日午前、広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)出席のため訪れた同市内のホテルで記者会見し、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国 協議について「最近の哨戒艦事件に北朝鮮が関与したことが明らかになっており、何事もなかったように再開するのはなかなか難しい状況だ」と述べた。北朝鮮 が韓国海軍哨戒艦撃沈事件への関与を認めていない現状で再開は困難との認識を示したものだ。
その上で、首相は北朝鮮の核開発を念頭に「国際社会では大規模な軍事力が存在し、核兵器をはじめとする大量破壊兵器の拡散もある。不確実な要素が存在す る中では核抑止力は引き続き必要と考えている」と強調した。秋葉忠利広島市長は式典で、「核の傘」からの離脱を求めていたが、これを明確に否定した格好と なった。
首相はさらに、米国、英国、フランスの大使が式典に参列したことを歓迎し、11月のアジア太平洋経済協力会議(横浜APEC)のため来日する予定のオバマ米大統領に対しても「広島、長崎の訪問が実現すれば大変、意義深い」と期待感を示した。
今朝、たまたまNHKのBS1のニュースを見たら、昨日の広島平和記念式典の模様が世界各国で報道されたことを、予定を変更してまで伝えていた。
平和式典はもちろん、日本のことがこれほど注目され、報道されたことはかつてなかったことだと、キャスターがなかば驚きを持って伝えていたのが印象的だった。
注目された理由としては、米駐日大使に加え、核保有国の英仏代表、それに国連事務総長の出席と並んで、やはりオバマ大統領の「核なき世界」を目指す姿勢の影響を上げていた。
オバマ政権にも問題は山積しているし、「核なき世界」も、テロリストの核攻撃から自国を守るというエゴイスティックな理由からだが、それでも核廃絶に向けた動きが少しでも前進するのは良いことだと思う。
しかし当事者である日本の総理が、「核抑止力は必要」と言うのだからお話にならない。
秋葉広島市長が求めたように、日本政府は、米国の「核の傘」からの離脱や非核三原則の法制化を進めて行かなければならない。
核兵器と人類は共存できない。
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